半年前から右手指が痺れてきたので、整形外科を受診したお話です。
体験談に書かれている内容は、個人的な体験です。個々の状況により治療法などが異なります。 あくまでも参考としてお読みください。
あまり出なかった手根管症候群の症状
ある日、右手の指先が痺れてきたことに気づいた。
何をしている時でもなく、普通に痺れるのだ。
気にならない時もあれば、ずっと痺れて気になる時もある。
痺れる指も、中指だったり、人差し指だったり、親指だったり、または3本同時だったりでマチマチだった。
早速ググって見ると、色々と出てきた。
「これをやって症状が出れば〇〇」という、テストも出てきてやってみたが、どれも当てはまらない。
とりあえず、前に行ったことのある整形外科病院へ行ってみた。
レントゲンを撮ったが骨には異常はないという。
先生が指を曲げたり手首を叩いたりしてみたが、特に症状が強く出なかった。
「うーん。とりあえず安静にしてください」
とだけ言われて、帰ってきた。
仕事柄パソコンを使うので安静にはできないので、手首用のサポーターを買って使ってみた。
正直言って、あまり効果はなかった。
内視鏡で判明する
そうこうしているうちに半年が過ぎて、仕事を辞めて時間ができたので、再び病院へ行くことにした。
前の先生は何とも頼りなかったので、今度は違う病院へ行ってみた。
評判が良いらしく、診療まで3時間近くかかった。
中指が特に痺れるので、そのことを話す。
先生には前の先生とほぼ同じことを聞かれた。
「痺れるのは薬指の半分まででしょう?」
「指先だけなので、なんとも。。。」
その後に手首を押されたり、首を曲げて腕を動かしたりした。
前の先生よりは詳しく調べてくれているようである。
だが、特に痛くなるということはなかった。
「レントゲンを撮りましょう」
手のひら側、横側、甲側と、三方向から写真を撮った。
再び名前を呼ばれて診察室へ入ると、レントゲンを見ながら先生は
「骨には異常はありませんね」
と、言った。
「中を詳しく見てみましょう」
奥から先生が機械を持ってきた。
内視鏡のようだ。
今ってこういう設備もあるのねー。
先生は、モニターを見ながら
「あーちょっと膨らんでるかな」
と、言った後、スクリーンを私側に向けて説明してくれた。
「手根管症候群と言って、ここが膨らんでるから神経を圧迫して指が痺れていると思います」
モニターを見たが、正直腫れているのかはよく分からなかった。
看護師さんがサッと手根管症候群のチラシを渡してくれた。
「治療方法はいくつかあって、今日薬をお出しします。サポーターは必要ないかな。あと、注射をすると経過が良くなる人が多いのですが、どうしますか?」
以前、腱鞘炎になった同僚がいたが、薬では良くならず、注射を打ったら一発で治った、という話を聞いていたので
「注射お願いします」
と、即答した。
看護師さんがテキパキと注射の準備され、注射台に手を乗せた。
先生は内視鏡機械を掌に当てながらモニターを見ていた。
見ながら打つようである。
「チクッとしますから我慢してくださいね」
と、言われ針が手首に射し込まれた。
それなりの痛さである。
注射は嫌いなので、いつもは違うところを見てやり過ごすが、
初めて手首に注射されるのと、内視鏡を見ながらの注射だったので、
怖さより興味が湧き、モニターをガン見した。
注射は意外に長かった。
途中で看護師さんが
「もう少しで終わりますからね」
と、声をかけてくれた。
本当に、医療従事者の皆さんは優しい。神である。
「よし」
モニターを見ながら、先生が注射を止めた。
確認しながらだと感覚で注射されるようりも、よっぽど信頼できるなぁ。
「麻酔薬を打ったので、2・3時間は指が痺れたままになりますが、消えますので心配しないでくださいね」
「また2週間後に来てください。もし痺れが取れないようだったら、他のところが原因なので」
ブロック注射の効き目とその後
うちに帰ってから麻酔が切れるまで待ったが、3時間過ぎでも痺れたままだった。
このまま痺れたままでは。。。と不安がよぎったが、結局翌朝にはすっかり切れていた。
指先の痺れは、注射後に一気になくなる、という訳ではなく、
徐々に回数が減っていく感じであった。
現在約2ヶ月半経ったが、たまに痺れを感じるくらいである。
神経障害性疼痛薬やビタミンB12の飲み薬も、最初の2週間に飲んだだけだった。
手根管症候群だとわかって、ネットで色々と調べてみたが、
更年期障害の中にも手根管症候群はあるようである。
エストロゲンの減少が原因とも言われているらしい。
またお前か(笑)
人によって数回の注射が必要なようであるが、
とりあえずは経過観察である。
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